男闘呼組の読み方がわかりますか?『だんとうよぶくみ』?いえいえ違います。
男闘呼組(おとこぐみ)と読みます。夜露死苦的な読み方ですね。
男闘呼組は1980年代後半から1990年前半に活動していたジャニーズ事務所所属のロックバンドです。「最後のスーパーアイドル」光GENJIとほぼ同じ活動期間ですが、光GENJIが典型的なアイドルらしいアイドルなのに対し、男闘呼組はジャニーズアイドルの中では異色の存在でした。踊らないジャニーズ。それが男闘呼組です。
光GENJIも「クズ」「事件」「いじめ」などのネガティブワードばかりのグループでしたが、男闘呼組も負けてはいません。「不祥事」「解雇」「薬物」「逮捕」。ネガティブワードの宝庫ですね!
今回は「堕ちたアイドル」シリーズ第2弾として、異色のジャニーズ・男闘呼組の復活の噂や幻のドラマについて詳しく調べてみました。
ぜひ最後までお読みください!
男闘呼組ってどんなグループ?
男闘呼組は1988年にジャニーズ事務所からデビューした4人組のロックバンドです。
メンバーとデビュー時の年齢、現在の年齢は次の通りです。
氏名 | 生年月日 | 担当楽器 | デビュー時年齢 | 2022年年齢 |
成田昭次 | 1968年8月1日 | リードギター | 20歳 | 53歳 |
高橋一也 | 1969年5月20日 | ベース | 19歳 | 53歳 |
岡本健一 | 1969年5月21日 | リズムギター | 19歳 | 53歳 |
前田耕陽 | 1968年8月16日 | キーボード | 20歳 | 53歳 |
初期のバンド名は「東京」(ジャニー喜多川社長命名)。「東京男組」という名前でも活動していたようです。
初期メンバーは成田昭次さん、高橋一也さん、岡本健一さん。その後メンバーの入れ替わりがあり、最終的に前田耕陽さんを加えた4人+2人のプロミュージシャンを加えた6人編成のバンドスタイルで活動していくことになりました。
デビュー前から「夜のヒットスタジオ」に出演するなどして注目を集め、当時のジャニーズアイドルの光GENJI、少年忍者と合わせて「少年御三家」と呼ばれていました。
1988年2月には映画『ロックよ、静かに流れよ』にメンバー4人が主演し、映画デビュー。演技面でも高い評価を得ました。
1988年『DAYBREAK』でレコードデビュー。デビュー当時のキャッチフレーズは「ジャニーズ事務所の落ちこぼれ」でした。メンバー全員がダンスを苦手としていたのが理由とのこと。
ジャニーズアイドルとしては珍しく音楽志向の強いグループで硬派なイメージですが、後輩のSMAPに対しても上下関係を強制せず、優しい先輩として慕われていました。木村拓哉さんはギターを岡本健一さんから習ったそうです。
各メンバーについては別記事でも詳しく解説しています。




男闘呼組の不祥事って?
男闘呼組は1993年にグループ解散したと思われているようですが、実は解散しておらず、活動休止状態が続いているだけというのはあまり知られていません。ただ、解散が発表されていないものの30年近く活動していないわけですから実質的には解散ですね。
男闘呼組の活動休止の原因は高橋一也(現・高橋和也。以降「高橋和也」で統一します)さんの突然の解雇です。
当時高橋和也さんは海外にいたそうで、帰国してすぐにマネージャーから契約更新しないことを告げられ、寝耳に水の解雇劇だったようです。
解雇の理由として最も有力な説は、メリー喜多川副社長が高橋和也さんの反抗的な態度に激怒し、運悪く写真週刊誌に高橋和也さんのドラッグ使用疑惑が掲載されたこともあり、解雇となったという話です。
「え?たったそれだけ?」という印象を受けますよね。
しかもドラッグについては疑惑のみで、高橋和也さんは逮捕などはされていません。
この解雇理由に高橋和也さん自身は全く身に覚えがないとのこと。真相は今でもわかっていません。
解雇された高橋和也さんはそのまま渡米し、1995年に帰国後は俳優業をメインに活動しています。
高橋和也さんの解雇については真相が不明なので不祥事とは言えませんが、成田昭次さんについては完全に不祥事と言えるでしょう。
成田昭次さんは2009年、大麻取締法違反で現行犯逮捕。
男闘呼組が活動休止となってから、成田昭次さんはジャニーズ事務所に残ってソロに転向していました。
1998年に退所してからはバンドを結成するなど音楽活動を軸にしていた中での逮捕でした。
成田昭次さんは大麻を男闘呼組でデビューした頃から使用していたらしいです。
逮捕後、成田昭次さんは「自分で使うために大麻を持っていた」と認め、懲役6ヶ月、執行猶予3年の判決を受け、芸能界から姿を消してしまいました。
男闘呼組の消えた幻のドラマって?
男闘呼組はメンバーそれぞれが俳優業も行っており、演技力についても高く評価されています。
男闘呼組の主演ドラマとして有名なのは1988年のデビュー直前に放送された『オトコだろッ!』(フジテレビ)ですが、管理人一押しなのは『僕の姉キはパイロット!』です。
このドラマは1987年にTBS系で放送され、航空会社のパイロットの主人公が教官として航空学校へ出向し、弟を含む航空学校の落ちこぼれ4人の生徒を一人前のパイロットに育てる過程を描いたコメディーです。
主人公・ありさ役は浅野温子さん。弟の隼人が成田昭次さん。落ちこぼれ3人が男闘呼組の残り3人です。実は『僕の姉キはパイロット!』が男闘呼組の初主演ドラマなんですが、色々と大人の事情があり、DVD化されていない作品です。(男闘呼組がジャニーズ事務所所属であったことや、スターダストレビューが挿入歌を歌っていたことから、肖像権と版権と著作権の複数の絡みでソフト化されていないということですが、ちょっとよく意味がわからないですね。)
ネタバレになりますが、ドラマ最終回近くに浅野温子さん扮する教官が落ちこぼれ4人組にパイロット試験の結果を言い渡す場面があります。
成田昭次さんはじめ、岡本健一さんは順当に合格するんですが、高橋和也さん、前田耕陽さんだけが不合格になるんですよ、確か。
前田耕陽さんの役どころは普段は軟派だけど実は繊細みたいな性格で、順番に試験結果を告げられる中、当然自分も合格だろうという表情をしている前田耕陽さんが「(パイロットになるのは)諦めてください」と浅野温子さんに言われて愕然とするシーンを今でもよく覚えています。管理人の推しは前田耕陽さんだったのでちょっとショックを受けました(笑)
浅野温子さんと4人の絡みも面白いドラマで、ぜひDVD化してほしいですね。
男闘呼組の復活はある?
こうして改めて見てみると、男闘呼組の不祥事は成田昭次さんの逮捕だけで、他のメンバーには特に問題がないことがわかりましたね。
高橋和也さんは帰国後、俳優として活動し、2014年の『そこのみにて光輝く』での演技が評価され、高崎映画祭最優秀助演男優賞を受賞。
2016年には大河ドラマで岡本健一さんと共演し、話題になりました。
岡本健一さんは男闘呼組としてデビューする前から俳優としての活動も多く、『このこ誰の子?』など数多くのドラマに出演していました。
岡本健一さんの出演作で管理人が一番好きなのは『不機嫌な果実』です。超絶カッコいい岡本健一さんが見れますのでぜひどうぞ。
現在では主に舞台を中心に活躍中で、Hey! Say! JUMP元メンバー・岡本圭人さんの父親としても有名ですよね。
前田耕陽さんは2015年から本格的に舞台の脚本を書き、自身も役者として参加しているようです。
2020年4月から、自身のYouTubeチャンネル「Team54.ch」を開設し、男闘呼組のセルフカバーを発表しています。
前田耕陽さんはどうも太りやすい体質らしく、現在に至るまで度々肥満に悩まされているようです。
男闘呼組のメンバーの中で一番劣化が激しいのはこの方かもしれません。
大麻所持で逮捕された成田昭次さんは長らく消息不明の状態が続いており、男闘呼組の復活は絶望的と思われていましたが……。
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2020年11月3日にビルボードライブ横浜で開催されたライブ「Little Black Dress」の特別ゲストとして出演し、徐々に芸能活動を再開。「男闘呼組再結成?」への期待が高まっています。
歌番組で男闘呼組の曲が歌われるのは嬉しい
名曲ばかりなんだから、現代にもどんどん引き継いでいってほしいと思う
でも、どんなに上手い人が歌っても、成田昭次の声だけは替わりになる人がいないと思ってしまって申し訳なくなる敬称略で失礼しました
— moegi_otg (@moegi_otg) June 28, 2022
男だけど男闘呼組大好きでした。成田昭次君に憧れていました。あの歌声は、アイドルの域を超えてました!。daybreak、秋、TIME ZONE、翼なき疾走、ロックを静かに流れよ等名曲ばかりでしたね。本当に再結成してほしい!。当時は中学生だったからライブ行けなかったのが後悔😥。
♯男闘呼組
♯成田昭次— ハヤト (@hayatonmandayo) June 28, 2022
男闘呼組についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は光GENJIに続き、ネガティブワードで検索されてしまう異色のジャニーズバンド・男闘呼組について色々と調べてみました。
個人的に嬉しかったのは成田昭次さんの復活です。53歳とは思えないカッコよさにも驚きました。
男闘呼組全盛期は特に興味がありませんでしたが、今の成田昭次さん、他の誰よりもカッコよくないですか?
今後の活躍、再結成に期待大!ですね!
※2022年7月16日、男闘呼組の電撃再始動が発表されました。※
2023までの期間限定ですが男闘呼組、待望の復活です!
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